25.5.17

Tour of Japan 2.1 5th stage

Tour of Japan 2.1 第5ステージ 124km

キツい展開で、前に残れれば前で動いて、集団内にいる内は皆んなのフォロー。
総合争いが発生するだろう。

朝から雨。タイヤをレーシングゼロのASPITE WETに履き替える。
パレードが終わり、リアルスタート。いきなり登坂が始まる。

前に上がろうとする。重い。身体がめちゃくちゃ重い。
全然普通ならキツくない(きついけど)ペースだとは思うのだが、早々に千切れそう。

元喜が逃げに乗っていくが、8人の追走にベンジャミとサンタロミータが入る。
とりあえず何か仕事をせねば、と無線をつけていない4人に状況を伝える。
集団もこれは容認できないので、ペースが上がる。

3周目に早くも集団から遅れる。
どうにも身体が重い。脚が動かない。

何人かと一緒だったが、バラバラに。かなりヤバい状況だ。
5周目までに1周で3分半づつ失って、9分半の差。危機的状況。

1人で粘るが、6周目に入るタイミングで敢え無く審判車にタイムアウト宣告。

いわゆるバッドデイというやつか。
昨日踏んだとはいえ、それにしてもこの脚の重さはどうにもならなかった。
水分不足?何か浮腫んでいたので、それも原因のひとつか。また同じ様な目に遭わないようにしなければならない。

24.5.17

Tour of Japan 2.1 4th stage

Tour of Japan 2.1 第4ステージ 140km 21.3km×6周

トマ、マルコス、リッチー、ジャイは明日に備えてお休み。
自分と元喜で逃げに乗ってステージを狙っていく。

パレードの後、0kmで位置取りをミスして先頭から3番手。
山岳賞初山さんと日本ナショナルがアタック。集団は見送る雰囲気。このままでは、今日のレースが早々に終わってしまう。

何とか前に出たい。
数mの路肩を発見。そこで一気に前に出てアタック。集団は見逃してくれるようだ。
2人まで5秒くらいまで差を詰める。
後ろからグストの選手が1人。それをニッポが追っている。ニッポ的には、逃げは3人まで、もしくはグストが行かせたくない選手なのであろうか。

いずれにしろ、前と合流できるのが先か、後ろに飲まれるかのどちらか。
ちょっとした登り返しでグストと集団の両方に捕まる。

KOMの手前で20人くらいの追走ができて、入り損ねる。が、それも吸収。
集団は沈静化。ニッポがコントロールして、あとは終盤の数チームによるスプリント勝負になるだろう。

しかし、せっかく自由に動ける今ステージ。
このままサイクリングで終わらずに、最後のKOMにて元喜とアタックを画策。
自分が登り手前から元喜を前に送って、元喜のアタックでワンチャン狙う。

ラスト2周。ニッポと愛三がペースアップ。
しかし初山さんが最後のKOMポイントを取って、集団に戻ってくる。先頭は1人。
すぐに捕まるだろうと、次の展開に備えて前に位置取る。
差がどんどん縮まり、3分くらいあった差だったがKOM前には先頭を吸収。

集団もどうするどうするのお見合い状態。
そこで元喜がアタック。何人かと抜け出したが、ニッポと愛三がチェック。先頭付近で元喜達が見合っている。さすがに次のゴールラインでスプリントポイントが発生するので抜け出せないか。

予定とは違うが、抜け出せる雰囲気だったのでアタック。
誰か反応してくるかと思ったが、集団は横に広がっている。そのまま単独に。

もちろん逃げ切るつもりで踏む。
多勢に無勢というか多勢に1人だが、そこは万が一の0.01%を信じる。

最大40秒まで開いたが、KOM前には10秒。
ちょうど登りに差し掛かる所で捕まる。前で粘れないか頑張ってみたが、撃沈。

流してゴール。

明日から山岳3連戦、南信州。

23.5.17

Tour of Japan 2.1 3rd stage

Tour of Japan 2.1 第3ステージ 127km 14.8km×8周

今日は総合を狙える位置にいるトマとマルコスのフォロー、位置取りなど。
ジャイとリッチー、特にタイムを失ってしまったが自由に動けるようになったジャイが逃げに乗ってステージを狙う展開を狙う。

ジャイの指令でリアルスタート直後のアタック合戦には加わる。
ジャイ、リッチー、元喜が20人くらいの逃げに乗る。これはかなりおいしい展開。
ジャイのステージもリッチーの総合アップも狙える。

しかし、バーレーンメリダがペースアップ、後に愛三が更にペースアップして頂上付近で振り出しに。

今度は3人の逃げが決まり、総合トップは26秒遅れのダミアン。
またバーレーンメリダが主にペースメイク。リーダーチームのニッポは静観している。

ゴール前の細さとキツさから、ゴールライン手前5kmからの位置取り争いが激しい。
毎周回、トマ達を先頭で登りに突入させるために位置取りしていく。
あと、ボトル、食料運び。

タイム差は最大で4分くらいあったが、着実に詰められていく。
何だかんだで集団有利なコース。勝負は最後にかかるか。

最終周回に向けて、更に激しい位置取りになる。
どんどん被せられそうになるので、ほぼ先頭で気張る。
脚が半分攣ってきた。ゴールの登坂までは粘りたい。

最終周回に入るタイミングで脚がいっぱい。
さすがに厳しい。
そのままグルペット。バーレーンメリダの奴とは仲直り。

トマとマルコスもライバル達と差無しでゴールをしてくれた。

ホームチームとしてステージ優勝を飾りたいところであった。
沿道から飛んできた声援のお陰で、何とか頑張れました。
ありがとうございます。

明日はうだつの上がる美濃。
いい事ありますように。

22.5.17

Tour of Japan 2.1 2nd stage

Tour of Japan 第2ステージ 105km 17km×6周

5-6分の丘を越えて、アップダウンを行くコース。
自分、元喜、リッチーで逃げを狙う。ジャブの打ち合いで敵チームの様子見。
第1ステージはTTだったが、その差は秒差の争い。今日の展開如何では、大いに総合順位の変動が起こる。

スタートが切られて、スタートアタック。
何発か打ち合いの後に、元喜を含む5人の逃げができる。
チームとして思うような展開に持ち込む。リッチーが入ればベストだったが、さすがに厳しそうだった。
だが、差が開くまでは安心できない。

その後にトマと一緒に5人の追走を作るが、敢え無く吸収。
UHCなどがコントロールに入り、ペースは落ち着く。

後ろでは情報伝達や位置取りをして、終盤の展開に備える。

3周目の下り。
ワインディングの下りでフロントタイヤをパンク。転びそうになりながら、何とかストップ。つい、道路の右側に止まってしまう。
チームカーの車列を使いながら何とか集団が見えた...ところでリアをパンク。

カーペーサーで追うが、街中やアップダウンで思うように集団まで追いつけない。
なんやこんやで山岳登り口で追いつく。が、脚を使いすぎてて遅れる。

残り40km...
前にも後ろにも誰もいない。やばい。
20%ルールなら、先頭がave40km/hの2h30mでゴールとして、デッドラインはave32km/hの30分遅れの3時間まで。

先を急ぐひとり旅が始まる。
先頭のペースがわからないのだが、暑さで心拍ばかり上がってペースが上がらない。

ラスト5kmくらいでなんとか3時間切りが見えたところで、後ろから来た血だらけのジャイ達のグループに合流。

明日も走れるぞ。
明日はいなべ。ホームコース。


21.5.17

Tour of Japan 2.1 1st stage

Tour of Japan 2.1 第1ステージ 個人TT 2.65km

四角形のコースを1周。
午前中にクリテリウムを同じコースで走る。
とにかく、暑さにやられないように気をつける。

スタート前にアップ。
午前中のクリテリウムである程度の脚が出来ているので、汗が少し滴るくらいに仕上げる。

試走不足か、あまり追い込みきれず。
9.7秒遅れの36位。

総合上位に絡むであろう選手もかなり上位に入ってきたので、すでに数秒のビハインドで安心もしてられない感じ。

明日は京都。

17.5.17

暑く、熱く、厚く

この季節がやってきた。

自分の中にある一番古い記憶は、2歳頃?に1人で電車に乗り込んで警官に確保(保護)された事と、汗疹ができてしまうので家のベランダで全裸で遊んでいた事である。
幼稚園の頃は札幌に移り住んだので、暑がっていた記憶は無い。
東京に戻って小学生になると、一年中短パンであった。
中学生の頃になると、夏は気温、冬は暖房の効きすぎによる暑さで授業中に気絶するようになった。
高校に上がると自転車に乗り始めるが、汗をかきすぎて半年で13kg痩せた。
高校卒業後、渡仏してルーアンにいた時にはやはり過ごしやすさを感じた。
そしてこれから、夏場にグレーのシャツを着ることは一生ないだろう。

今でも1年中、1日の中で1回は「暑い...」と呟いている気がする。

そんなだから?すぐに日焼けをする体質である。
日焼け止めを塗らずに小一時間外出しようものなら、すぐに真っ赤に焼けて真っ黒になってしまう。
日焼けは皮膚の炎症である。連日のように日焼けていると、表面だけでなく身体が火照ってだるさが翌日まで続く感じがあるのだ。間違いなくパフォーマンスに影響していることが感じられる。
それを嫌って日焼け止めを塗るのだが、夏場は人の10倍にもなろうかというその発汗量により、日焼け止めを真っ白になるまで厚く塗りたくっても、自転車で走り出せば10分程で8割方が流れ落ちてしまうのであった。
ウォータープルーフやスポーツタイプなどを試したが、外から飛んでくる水に対しては耐水性を発揮するものの、ほとんどは内側から汗によって流れてしまうのであった。
様々なタイプを試したが満足のいく物には出会えず、ここ数年は諦めて日焼け止めを塗っていなかった。

そもそも人間が発汗するのは、体温を下げるためにある。
もともとは先史時代の狩猟民族が、大型獣が体温上昇により動けなくなるまで追い込んで狩りをしていたことに端を発するらしい。
ご先祖様方がこの発汗能力を得た事により、人類は長時間の運動を行えるようになったようだ。wikipedia-汗

つまり、自分はむしろ正常進化をしてるのではあるまいか。
しかし、その発汗により日焼け止めが流れ落ちてしまって、結果的に日焼けによってダメージを受けるのだから...何とも言えぬ。

そんな折、遂に出会ったのである。
ご先祖様から賜った発汗能力を妨げずに、そしてまたご先祖様が作り出した”メラニン”の防御力を超えてくる紫外線から身体を守る日焼け止めに。


Aggressive DesignTop Athlete Sun Protect "Fighter"

WAKO'S(株式会社 和光ケミカル)が長年培ってきたオイルの知識・技術を応用させてできた、まさに次世代の日焼け止めである。

いろいろ試してきたが、これは凄いとしか言いようがない。


防止性能は、SPF50+(肌を真っ赤に焼くUV-Bの影響を50倍以上遅らせる)、PA++++(肌を黒くさせるUV-Aから肌を守る効果が”極めて高い”)。

最近ではこの性能も珍しくなくなってきたが、問題はその持続・耐久性。


効果の凄まじさを実感した、2月に行われたツールドフィリピンの現地入りした初日の様子。右端が自分。
真冬の日本から来て、さすがにまだ日焼けていない。


上の写真から1週間後の、最終日の写真。右端が自分。
一日中、高温多湿の中で水を被り、スコールや泥水などに毎日晒されたが、少し黒くなったかな?ぐらいで、全く焼けなかった。
日焼け止めを塗ってなかったトマはかなり焼けている。


その耐水性は、雨天時の雨避けとしての効果も発揮する。

使い方はいくつかのポイントを抑えれば、他の日焼け止めとなんら変わらない。

まず、日光に当たる30分前に塗り始めること。
日焼け止めは効果が発揮され始めるまでに30分程かかるそうで、レース前ならばホテル出発時に、普段の練習前ならば着替えなどの準備を始める前に。

そして、使用前にしっかり振ること。
30回はしっかり振ってほしいとのこと。

塗る際には容器から直接露出部分に出しても良いのだが、一度手に出してから塗るとよく伸びるのでムラができない。というよりその驚愕のサラッサラ具合は、一度手に出した方が綺麗に塗ることができるし、ゆっくりしてるとポタポタと滴ってしまうほど。
これが凄いもので、耐水性が心配になるほどの粘度の低さなのだが、そのお陰でスーッと伸びる。そして塗った後でも、肌触りは塗る前と変わらない。

これを気を付ければ、もう帰宅するまで効果は持続するであろう。

臭いもかなり少ないので、日焼け止めを塗ったことを忘れてしまうほど。
個人的にはあの臭いが好きだったりするのだが、無いに越したことはないだろう。


Waterproof Cleansing Oil
帰宅したら、この専用のクレンジングで落とす。
肌に残ったままだと肌が乾燥してしまったり、黒ずんでしまうことがあるらしい。

使用する際には、シャワーで濡れる前にクレンジングを白く乳化するまで馴染ませたい。
だが、あまりの付け心地の無さ?でしょっちゅう忘れてしまう。
なので自分は、バスルームの脱衣所の目立つ場所に置いている。

ちなみにこの”Fighter”、このクレンジングなしには落とすことは不可能だ。
試しにボディソープや石鹸で擦ってみたが、落ちる気配は微塵も感じられなかった。
まさに最後の最後まで紫外線と戦わんとする、”Fighter”なのだ。
さだめしこのクレンジングオイルは唯一、この戦士に戦いの終わりを告げることのできる純白の勝利の女神であろうか。肌に潤いをもたらす、ヒアルロン酸Na配合である。

Fighterは62g、Cleansing Oilは200mlの内容量。
ほぼ毎日使うと、自分で大体1ヶ月くらいの使用容量となった。

最近感じるのは新陳代謝が悪くなってきているせいか、レーパン焼けやグローブ焼けが冬の間に消えなくなってきた。高校生の頃は晩秋にひと月も長袖タイツを着ていれば、すぐに境目が消えたのだが...

もっと早く、この”戦士”に出会えていればと思うのであった。(2015年発売開始)

Aggressive Design
株式会社 和光ケミカル

15.5.17

贅沢 ver.2.1

あぁ、恵みの雨である。(5/13)

ここ最近の暑さと日焼けによって、早くもバテ始めていたところ。
熱でぼんやりとしていた頭と日焼けで熱の篭った脚に、雨粒ひとつひとつが心地よく染み渡り、感覚が再び研ぎ澄まされていく。
平坦メニューによって襲われる脚の痛みと雨粒がビシビシと顔にあたる痛みが、「俺は今ここに生きているんだ。」と生を実感させられる、正に恵みの雨である。

駄文が長いとのご指摘を頂戴したので、手短に。

大前提として、自転車は常に整備されていること。
チェーンオイルが乾いていたり、砂利が噛んでいたり、ブレーキシュー、タイヤが磨り減っていたりはしないだろうか。
しっかりと整備されていれば、突然の雨でも動けなくなるといった最悪の事態は避けられる。

服装であるが、前回に比べて少し身軽になる。(この日の最高気温は16℃)
この日はレインジャケットはChampion System APEXウェザーガードジャージ(気温によってはウインドベスト、場合によっては着ない)を着ていくが、この時期になれば基本的にアームウォーマーとレッグウォーマーは着けていかない。
雨脚が弱まったり天気が好転すると、今度は濡れたウォーマー類の気化熱によって体温が奪われてしまい、却って冷えてしまうからである。自分の場合は単純に暑くなりすぎて息ができなくなる。
ウェットスーツと同じ要領で、濡れ続けて止まったり強度を下げなければ、あまり寒いと感じることは無くなる。

前回はリアフェンダーに言及したが、フロントフェンダーも装着したい。
雨が降れば、必ずシューズは濡れる。しかし、あるとないとではかなり差が出る。
ダウンチューブに当たった跳ね返りを直接受けると、足元は即行で泥だらけになる。シューズ内にも泥が侵入するので、歓迎される事態では無い。
フロントフェンダーがあるとかなり軽減されるし、シューズの汚れもかなり防ぐことができる。

また、雨の中は車や歩行者からの視認性も悪くなるので、ライトの点灯も。


タイヤは高いグリップを発揮するiRC TIREASPITE PRO WET
WETとの名が付いているものの、天候を問わずに安定した挙動が得られるモデルだ。

特筆すべき点は、そのグリップ性能と剛性感だ。
晴天時はもちろん、雨天時においてもこの安定感は非常に信頼・安心出来る。重要なのは、”常に安定した挙動”を得られるということ。
グリップが良いということは、アタックやスプリント、ブレーキの際の掛かりも良いということ。常に加減速を繰り返すロードレースでは、この安心感はとても心強い。

もうひとつは、耐久性だ。
昨年末から履いてきて、まだ1度もパンクしていない。
耐久性を語る上で、これ以上の説明は不要であろう。

一方で転がり抵抗とグリップの両立は極めて難しいものであるのだが、このタイヤは高次元で非常に気持ち良いバランスを保っている。
恐らく205gという軽量性が、走りを軽く感じさせる要因のひとつになっている。

この205gという重量は、市場を探せばもっと軽いタイヤもあるかもしれない。しかし、この高いレベルのグリップ性能と耐久性を持ってしてのこの軽さは、何時間も走るロードレースにおいて強力な武器である。


実際、普段から愛用しているこのASPITE PRO WETであるが、自分はレースでもこのタイヤを使用している。
高剛性で高い反応性を持つFULCRUM RACING ZEROとの相性は最高。まさに鬼に金棒、最高に気持ちの良い踏み味になる。


さて、そんな恵みの雨でも必ず日焼け止めを。
この時期では、曇りや雨天でも相当量の紫外線が降り注いでいる。
脅威の耐水性を実現したAggressive DesignTop Athlete Sun Protect "Fighter"ならば、紫外線だけでなく、雨からも身体を護ってくれる。
詳しくは後日。

iRC TIRE 井上ゴム工業
iRC TIRE BYCYCLE

Aggressive Design

Champion System

17/5 ver.2.1 細かい加筆修正

8.5.17

過去問 問4

前回より

いよいよ最終ステージ、太地半島コースである。

前日の熊野山岳コースとは違ったパンチの効いたアップダウンを、かなりのハイペースで進む展開となる。ルーラーもクライマーもパンチャーもスプリンターも皆んなが苦しむコースだ。
パンクや落車などで遅れるとその起伏の激しさと曲がりくねるコースにより、カーペーサーが思うように使えないので集団復帰がかなり厳しいものになる。

集団スプリントになる事が多いが、逃げ切りや「まさか」という展開になる事も多いステージなので気が抜けない。
昨年は中盤から嘘みたいな激しい豪雨(走ってきたレースの中で間違いなく1番)が降り出して、集団がなくなりバラバラになったのは記憶に新しいところ。

昨年は序盤から逃げに乗っていき、ステージを狙うものであった。


昨年の自分の出力分布はこのようであった。
勝負のポイントとなるのは、太地港を1周してから立ち上がりで一気に駆け上がるKOM。もちろん位置取りで漁港に入るのが集団の後ろであるほどキツくなる。KOMまではだいたい平均400w前後で1'20"〜1'40"程。しかし登り口ではフルスプリントをするので、もがいて脚に乳酸が溜まった状態でいかに踏み続けるか、あるいは更にアタックを掛けられるかが鍵になってくる。この区間前後でいかに脚を削られないか、かなり重要だ。
KOMが終わると集団は伸びきったままアップダウンを経て(ここでもアタックは頻発する)、下りに入る。下りでは集団前方に位置しないと、下りきってからの太地町内でのストップ&ゴーで更に脚を削られていく。集団スプリントになるならば、町内最後のトンネルを抜けるまでには形を整えておきたいところ。
昨年は豪雨によって状況がよく分からない中で、下りと町内を抜ける際にいつの間にか集団がバラバラになっていて後ろに取り残されていた。レースは常に前で展開されている。
個人の力はもちろん、チーム力が非常に重要になってくる。

パワーゾーンの滞留時間は、Z4(13:30)、Z5(13:28)、Z6(17:47)、Z7(11:12)。
2時間半のレースの内、1時間もがいていたことになった。

常にアタックやアップダウンで大きなパワーを出し続けて、加減速やコーナーの多いこのコースでは、FULCRUM RACING ZERO competizioneをお勧めする。
自分はコースプロファイルに関わらず、このホイールの感触が好きでレースで履くことが多い。ダイレクトな踏み心地のこの剛性感は他のホイールには無い感覚だ。
チューブレスタイヤ、クリンチャータイヤ共に履かせることができるので、タイヤの選択肢も広がる。

高剛性のアルミリム、アルミエアロスポーク、ハブはカーボンボディにアルミフランジでCULTベアリングを装着。
カーボンホイール並みの軽量性もあり、欠点が見受けられない。

ツールド熊野も、残すところ1ヶ月を切った。
角口会長から与えられた使命はただひとつ、ツールド熊野の制覇。
ホストチームとして、そして日頃から応援して頂いている方々に、必ずや優勝という形で感謝の気持ちを伝えたい。

さて、早く今週の練習メニューを組み立てなければ。

2.5.17

諸君に告ぐ

フランスから帰国したらすでに初夏の雰囲気が漂っていた、ここ松阪。
練習はもちろん半袖短パン、日中過ごしやすい気温になってきた。
夜には家の周りではカエルの大合唱が繰り広げられ、明かりに誘われた虫が窓にガンガン当たってくる。

小さな生物が蠢き出してくるこの季節は、なんだか自分もソワソワしてしまう。
が、ひとつだけ癪に触ることがある。

練習中に1㎠に満たないであろう軽く空いた口の中に入ってきて、口腔をくぐり抜けて咽頭の奥にまで辿り着いてくる虫であるが、甚だ不愉快である。
気管に入ったんじゃないかと不安になる。

更には、ふと目に入った汗を拭うためにサングラスを外したその刹那、この地球上の松阪市の路上の地上1.5mの高さを時速30kmで移動しながら僅か数秒間だけ開けていた面積3㎠に満たない目に飛び込んでくる、5mmの羽虫。
甚だ忌まわしい限りである。

「世界の70億人の中から出逢って...云々かんぬん...奇跡だね」なんて概念もあるようだが、あの小さな羽虫がこの目に飛び込んでくる確率の方がもっと天文学的数字になりそうなものだが、そしたらこれは超常現象の類と言えるのだろうか。
運が悪い(良い?)と言えばそれまでだが、物理的に考えうる確率にしては日常茶飯事の気もする。前者の心理的影響を考慮すると、やはり前者の巡り合わせの確率の方が低いのだろうか。だが、羽虫だって死にたくないという心理が働けば避けようとするだろうし、こちらとしても羽虫の存在に気付けば避けるだろう。
個人的には前者ではなく後者の方によく巡り会うのだが、いずれにしろご縁は大切にしたいものである。

話を戻すと、走行中はいつ何が飛んでくるか分からないので、常に目を保護するアイウェアを装着して頂きたい。

異物と同時にアイウェアは、空から降り注ぐ有害な紫外線からも目を保護してくれる。
紫外線の肌へのダメージに気を使って日焼け止めを塗っても、目には何の対策もしないなんて事はないだろうか。
目から紫外線を浴びただけでも、身体はメラニンを作り出すので注意が必要だ。もちろん目が受けるダメージはもっと深刻で、ダメージが蓄積すれば様々な眼病を引き起こす。あれだけ肌が赤く日に焼けるのを見れば、目がいかなるダメージを受けているか容易に想像できる。


そんな様々なダメージから目を保護してくれるのが、uvex sportstyle 104 v
uvexのアイウェアは全てのモデルで、紫外線100%カット(UV-A,UV-B,UV-C)の機能を有している。


何を隠そう、社名のuvexとは"UltraViolet Excluded(紫外線排除)"の略なのだ。
またこの軽量性ながら、レンズに向けて6mmの鉄球を時速160kmで発射する耐久テストをクリアする強度も持ち合わせているので、小石が不意に飛んできても確実に目を保護してくれるだろう。
レンズ表面にはナノコーティングを施したイージークリーンによって、キズや汚れからレンズを守る。万一汚れても、水洗いだけで十分に綺麗になる。
また内側はsupravisionと呼ばれる独自のコーティングにより、曇りを抑制。冬の寒い時や雨天時でも、レンズが曇って視界が悪くなることが無かった。


レンズカラーはvariomatic グレー。刻々と変化していく太陽光の強さに合わせて、使用者に最適な明るさにレンズの可視透過率を変化させる調光レンズ(可視透過率17%〜77%)である。この1本で昼夜雨天快晴問わず、どんな状況にも対応できる優れものだ。
上の2枚は、左が普通に撮った写真(iPhone se)、右がsportstyle 104 vを太陽光に反応させてからカメラレンズに被せた写真。どちらも同じ所(これは右下)にピントを合わせている。以下、同様の条件。


雨天時。sportstyle 104 vを掛けたほうが明るく感じる。


自然な色合いのまま明度を下げてくれるので、明るい場面と暗い場面が繰り返される林道等でも路面状況を正確に把握できる。


照り返しや直射日光が強く差し込んでくる西日でも、ストレスなく落ち着いたクリアな自然な視界を維持してくれる。


かんかん照りの所からいきなりトンネルに突入しても、明暗の差を少なくしてくれるレンズカラーのお陰で安心して走行ができる。


トンネル内部では落ち着いた彩度になるので、レースの集団内でも的確に周囲の状況を視認できる。


ヒンジとノーズパッドは自在に調節可能で、アイウェアを完璧なポジションに調節できる。
激しい動きに対しても、常に最高のフィット感を得る事ができる。


隙間を無くして顔にフィットさせなければ、いかに良い素材を使っていても、いざという時に十分な保護機能を得ることができない。


decentered lens technologyによって、歪みがないことが見て取れる。

いかなる状況においても、最大限のプロテクション、完璧なフィッティング、最高の掛け心地を実現しているuvex sportstyle 104 v


また、アフターで使用するuvex LGL 21 white/blue mirrorも提供して頂いた。
こちらは鏡面加工のlitemirrorによって、明るさを維持しつつ過剰な光と赤外線を排除してくれる。


レンズカラーはオレンジ系。


何よりもトレンディでイケてる、カジュアルさが堪らないではないか。
人見知りな自分でも、これで堂々と人の目を見て会話出来るようになった。

アイウェアをサポートして頂くようになってから、目をもっと大事にしようという意識が出てきた。
目は人体の中で、一番繊細な器官ではないだろうか。
せっかく世界のキレイな景色を見る事が出来ているので、いつまでも大事にして世の中を見ていきたいものある。

そして、羽虫諸君。
せっかく受けた短い命。
こんな野郎に目ヤニ同然の扱いで人生を全うできなかったなんて、あまりに切ないじゃないか。
せっかく空を飛べる羽があるのだから、もう少し頑張って2m以上の高さくらいで飛んでみたらどうだろうか。

uvex sports japan
uvex

30.4.17

AACA 第4戦

AACA 第4戦 長良川特設コース 102km 5.1km×20周

栃木、フランス、群馬と続き、調子を一旦落として迎えた。
絶好調とはいかない感触だが、踏める感じはあるので出来る事をしていく。

動きとしては、阿曽を勝たせる動き。
最後にはまとめて阿曽を発車させる。
自分は序盤と中盤の展開の対応。

スタートから中島さんと積極的にアタックを仕掛けていく。
しかし、ホイールの調子が悪く、ホイール交換をしてニュートラルで1周待機。

中島さんと野中さんの入る有力メンバーの逃げが出来ていて、集団は牽引するチームがなく、すぐに差が2分に広がる。

東京ヴェントスがコントロールを始めるが、かなり速いペース。
協調するチームや選手もいない雰囲気なので、近い内に崩壊する恐れがある。
そうなれば追走の動きが出来るはずなので、次に備える。

暫くしてから、逃げを捕まえれずにヴェントスは下がった。
組織立ってレースを展開できるであろうチームがいなくなり、このままの構図でレースが決まる確率がかなり高くなってくたのが分かる。
後は、何人追走に乗せて前に送り込めるかに勝負の有利不利が決まるのであるが、キナンが2人いるとはいえ強力なメンバーもいるので、前もかなり不確定要素が多いはず。

ラップタイムを見れば単独でもギリギリでブリッジをかけられそうなので、追走をかける。
元喜も一緒に5人の追走になって、先頭との差を少しずつ詰めて行く。同時に集団もペースアップしてきている。

あと少しのところで元喜が単独で追いつく為に、更にアタック。
捕まるが、今度は自分がカウンターで単独アタック。

前が自分を待ってくれているのが見えるが、後ろも集団が迫ってきているので、なるべく早く追いつきたい。
先頭に追いついたところでみんなでペースアップ。すぐに千切れる。

先頭も何人か降ってきて、かなりキナン有利な状況。
後ろはインタープロがコントロールを開始するが、残り3周で1分弱の差。

差が詰まらずに逃げ切りが決まったであろうタイミングで、落雷が発生。
事故になる前にレースは中止となった。

誰でも勝ちを狙える動きとしては、良かったのではないかと思う。
だが、このような展開系のレースでエースをいかに勝負所に位置させるのかがなかなか難しい。

27.4.17

過去問 問3

前回より

苦しみ抜いた初練習であったが、身体には心地よい疲労感が感じられ、初めて走った道路や長距離に嬉しくなっていた。

これを機に、地図をずっと眺めているのが趣味?というか癖?になった。冊子の地図を右に左に毎日何度も何時間もページが擦り切れるほど捲り漁り、どこを走ったか、まだ走っていない道はないか、この道にはどんな景色が広がっているのか、いろいろ想いを馳せながら眺めていた。
今でも隙あらばスマホの地図アプリをいじくり回して、より良い練習場所の開拓や効率の良いルートの開発に努めている。

微かに表記された農道1本たりとも見逃さんと刮目し、血眼になって走りやすそうな道を見つけ出し、いざ現地へ向かって期待以上の道であった時には、まるで宝物を見つけたかの様な気持ちになるのだ。
一度この感覚を覚えてしまうと身体が次の未踏の地を欲し始めるので、更に遠く険しい道を求め始める。いつか選手を辞めても、これだけは辞められる気がしない。
山中の人気のなく、路面がきれいで、雰囲気の良い峠に出逢った場合には、愛着が湧いて何回も通うようになり、暫く離れていると無性に走りたくなるという事がある。
15歳からそんな事をしていたものだから、八王子以西80kmに関しては自分より詳しい人はいないと自負している。

お気に入りの峠を見つけると、反復練習もそこで行うようになる。勝手の知っている道でもがく方が集中できて、自分の身体の調子もよく分かるようになるからだ。
山岳やアップダウンがあるレースを控えているならば、テーマを持って登りの練習をしたい。

ツールド熊野第2ステージ熊野山岳コースは、繰り返されるアップダウンと峠越えにより、短い距離ながらも過酷なステージ。
毎年実質的な総合優勝者がこのステージで決される、重要なステージとなる。

昨年の自分の動きは序盤の逃げに乗ること、もしくはエースを常に良い位置で展開させること。
後手を踏むと取り返しが効かないコースなので、ミスは許されない。


自転車ロード選手としての総合的な力が問われるコースだ。
鍵となるのは、丸山千枚田と札立峠におけるFTPが重要になってくる10分〜20分の強度だろう。5分前後の強度も強化したい。
また、激しいアップダウンによりほとんど平坦区間がないため、脚を休めている時間よりもペダルを踏んでいる時間が長いことが分かるだろう。
自分でFTP以上の強度で踏んでいる時間の合計がちょうど1時間であったので、それを目安に自分の不足部分や強化部分を把握して、トレーニングメニューを組むと良いだろう。強い選手はFTP以下で踏んでいる時間が長くなる、という事になる。
基本的に自転車ロード選手はFTPを上げる練習を重点的にしているので、このコースを意識した練習は結果的に他のステージやレースにも良い影響を与えるはず。

昨年の丸山千枚田1回目の登坂は、序盤のアタック合戦を終えた後に7'30"、366w(6.1w/kg)で集団前方でクリアした。逃げもあったために、ここでは集団はバラけず。
次にエース(今もチームメイトのトマの事だが)を前方に位置させて、札立峠に差し掛かる。
入りからペースが上がった集団先頭を維持していた{序盤の5分で376w(6.26w/kg)}が、脚もタレて後退。第2集団で頂上を越える。札立峠の記録は18'20"、330w(5.5w/kg)。

レースの展開としては、札立峠でかっ飛んで行った追走グループが逃げグループを捉えて、さらにそこから抜け出して逃げ切り。
自分はグルペットになった第2集団で、4'30"遅れでゴール。

気を付けたいのは、レース中に登坂している最中はペースは一定ではない。
タイムや自分の時間の最大出力に捉われていると、いざレースの時には集団から置いていかれる、もしくはうまいこと使われてしまうだけになってしまうので、速いペースの中でのインターバルの備えも必要だ。
いずれにしろ、最後は後ろをふりちぎって抜け出す脚は必要である。

自分が遅れをとった状況、どのくらい脚を使うとタレてしまうか、しっかりと把握されたい。
やはり、選手としての強さは一番弱い部分で決まるので、もちろん得意分野を鍛えて伸ばすことも大切だが、最初はしんどいがいつかは必ず改善されるはずなので、ちゃんと向き合って対処したい。


ほとんど登りっぱなしのこのコース。
装備したいのは、もちろんFULCRUM RACING LIGHT XLR tubular



軽さは武器だ。
軽いだけでなく、2to1スポークレシオとCULTのボールベアリングにより、高剛性と高い反応性を実現。

つづく

FULCRUM
ツールド熊野

問1
問2

23.4.17

JBCF 東日本ロード Day-2

JBCF 東日本ロード Day-2 132km 6km×22周

昨日に引き続き、群馬CSC。
動きは自分、野中さん、元喜が入る逃げを作り、キツい展開にして優勝を狙う。

スタートしてから打ち合いで、野中さんや元喜が入った大人数逃げが形成されて、おいしい展開になったりするが、決まらず。

7周目に入ったホームストレートで、伸びきった集団からシマノ入部さんがキレのあるアタック。これはいけると思い、すぐに反応。
踏みまくって、逃げになる。正直あと1〜2人ほど反応してきて欲しかったが、仕様がない。
2人の逃げでは後ろに対する攻撃としては弱くなってしまうかもしれないが、余裕を持ちながらも攻めたいいペースで進んでいく。
差が一気に4分を超えて驚く。

途中から追走が形成されて、そこに野中さんと阿曽が含まれているらしい。他にシマノ2名、ブリッツェン、ブラーゼン、マトリックス。
集団との差も少し縮まりつつあるので、後ろを待つよりかはペースを落とさない程度に抑えて後ろを待つ。切れるカードは多い方が良いので、遅かれ早かれ、合流してからの展開に備える。

13周目の登りで追走が追いつき、10人の先頭グループに。
しかし、前に出ない選手、積極的でない選手もいてギクシャクしてペースが上がらない。
集団との差も1'50"〜2'00"を推移していて、残りの距離数を考えれば、まだ安全圏内ではない。
野中さんと阿曽に脚を溜めてもらい、メイン集団への攻撃となるように、ペースを保ち安定化を図る。

しかし、終盤にかけて差が一気に1分前後に迫る。
ラスト4周に入る登坂でシマノがアタック。ついていけず。
マトリックスが強力な牽引を始めたらしい。

集団に吸収されるが伸びに伸びた集団についていけず、そのままレース終了。
最後はラスト2周でマトリックスホセが抜け出し、逃げ切り。

途中までのキナンでの先手を取って攻めていく展開は良い運びであった。
コンディションが整っていない割には動けたのも良かった。

最初の逃げのメンバーには、せめてもう1人欲しかった。
先頭グループが10人になってから、メイン集団の状況を把握できずに脚を使い始めたのは早とちりだった。終盤にキナンの枚数を残せなかった。

しばらく次のレースまで期間が空くので、落ち着いて準備をして整えていきたい。

22.4.17

JBCF 東日本ロード Day-1

JBCF 東日本ロード Day-1 群馬CSC 120km 6km×20周

アタックのメンバーを見ながら逃げ切る可能性のある多人数の逃げに入り、勝ちを狙っていく。
思うように決まらない場合は、チームでペースアップして力で逃げを作る。
チームの連携を取る練習。
最後までもつれ込んだら、雨乞でスプリント。


序盤、全然脚が動かない。
中西と阿曽が対応してくれているので問題は無さそうだが、危険な逃げに反応すべく前に位置しなければならないところ。なんとか前に出るが、展開に追いついていけない。

マトリックスが集団スプリントに持ち込みたいような動きをしている。
シマノ、インタープロ、マトリックスの逃げが決まるが、追走に乗る、作る動きをしていく。
チームメイトと常に展開と動きの確認を行う。

阿曽にアタックをかけてもらい、集団のペースを上げて自分が抜け出すキッカケを作ってもらおうとしたが、集団は鎮静化。
ブリッツェン、ブラーゼンがコントロールに入る。

しばらくして阿曽も戻ってきて、中西にコントロールに入ってもらう。
愛三も1人出してきて、逃げとの差が一気に詰まっていく。少し差の詰まり方が速いか。

差が1分を切ってからラスト3周に入る時の心臓破りでチームアタックでペースを上げて、自分と野中さんと元喜で逃げを作る動きを確認。それに備える。

しかし、思いの外に逃げが早くに捕まってしまい、ブリッツェン岡、ブラーゼン吉岡がアタック。
危険な動きと判断して、反応する。
すぐに野中さんも合流してきて、この逃げを決めるべく踏んでいく。

が、マトリックスがまとめにきて、振り出しに。
ドンパチしていくが、マトリックスをメインに集団はひとつのまま、最終周回へ。

最後のアタックをかけるタイミングを伺っていると、野中さんがアタック。
集団は完全にストップ。これは行ったと思った。

しかし、マトリックスがじわじわと差を詰める。
最後の登坂に差し掛かり、アタックが掛かり、一気に野中さんを吸収。
自分もかなり脚を削られていて、頂上で遅れそうになるがセーフ。
中島さんがいい位置でクリアしていった。

最後はマトリックスがスプリントトレインを組み、ペースを上げる。
後ろから見てるだけになってしまい、どうなるかと思っていたが、中島さんが雄叫びと共に手を挙げるのが見えた。

序盤の調子の悪さはキツかった。
段々脚が回るようになってきたが、キレがなかった。
アタックで先頭に出ても踏み込める感じがなく、攻め切れない動きが多かった。
混乱した展開により、なかなか自分達の思い描いていた展開には持ち込めなかったが、常にコミュニケーションを取って臨機応変に対処した動きのプランを立てながらレースを組み立てていけたのは良かった。

明日は同じコースで132km。

17.4.17

Tour du Loir et Cher 2.2 5e étape

Tour du Loir et Cher 第5ステージ 97.5km

7.5kmを13周。ほぼクリテリウム。1km弱の緩い登りがある。
野中さんと2人になったが、ワンチャン狙って攻撃していく。

今日はばっちりウォーミングアップを済ませて、25分前にスタートラインへ。
ノルマンディで見覚えのある選手が1人、すでに並んでいたが大丈夫だ。
コミッセールも昨日の様なスタートの混乱を避けるために、スタートラインにテープを張って選手を後ろに並ばせる。

第1目標はスタートアタック。
完全に集団有利なこのコース。どのチームもエースをスプリントに送り込んでくるだろう。
総合で遅れているいわば”先行させたい選手”が逃げてくれれば、ラストに向けて集団も安定したコントロールをしやすい。ただしゴールライン上でスプリントポイントが設定されている周が2回あるので、メイン集団がどのように動いてくるかは、結局わからない。
ずばり自分は集団から先行させたい選手の1人であるのだが、そんな状況でよく決まるのがスタートアタック。もちろん、逃げ切る気でアタックをしていく。

スタート時間が近づいてきた。ふと見渡せば、自分は前から4列目に位置している。規制テープもいつの間にか、選手達の自転車に踏まれて力なくクタクタになっていた。
出鼻を挫かれた。もう、なるようになれ。

いざスタート。
スタートして1周目にはスプリントポイントが設定されているので、もし逃げが決まらなければペースは上がり続ける。
逃げは決まらず、ゴールライン後もペースは上がり続けるまま。
膠着状態が続いて中盤にようやく数名の逃げができるが、オーガナイズされた集団との差は10数秒を推移。

最後に向けて脚を溜める。遥々フランスに来たのは、集団に引きずられてパフォーマンスアップを狙うためではない。格上のヤツらと勝負に来たのだ。

ラスト2周に入り、集団前方でチャンスを伺う。激しい位置取りでどのチームもあまり列車をうまく組めていない。
恐らくこのままでは集団スプリントになるが、登りで隙を狙ってアタックを仕掛けたい。

だが、彼らも最後はまとめにかかってきた。
列車を組んできて、被されていき、じりじり後退していく。

最後のゴール前登坂では、もう集団後方。
安全な位置でゴールした。

5日間を通して個人的な脚のパフォーマンスは良かったが、勝負に絡めなかった。
やはり位置取りはロードレースの基本。
次に繋げていきたい。

16.4.17

Tour du Loir et Cher 2.2 4e étape

Tour du Loir et Cher 第4ステージ 142km

今日はやっとこの時期のフランスらしい天気となった。どんよりと重そうな厚い雲に、風。
破壊力はないが、確実に横風に吹かれるだろう。

スタートからゴールまでアップダウンを繰り返し、最後の周回もかなりパンチの効いているコースだ。
さすがのChain Reactionも、昨日のラストは崩壊していた。
10秒差で首位を守ったが、総攻撃に会うに違いない。
自分達が有利な展開に持ち込めるラストチャンスなので、片道切符のつもりで攻めていく。

スタート20分前にスタートラインの様子を見ると...すでに30~40人程並んでいる。
今日もスタートしてすぐ1kmの細い登りで始まるのだが、これはかなりキツい位置でスタートする事になる。ウォーミングアップも十分にできていないが、そのまま並ぶ。
今日はパレード無しの、用意どんスタート。

スタートして突如始まる登坂。広島の三段坂の最後の坂が1km続く感じだ。
上がっていくスペースがあるのだが、アップ不足でギアが掛からずに中々ポジションを上げられない。
登り切れば早くも中切れ。スタートしてまだ1kmしか走っていない。

繰り返される激坂と横風にさらされ、中切れが発生しては繋がり、中切れされては埋めて...全然前に上がれない。
激坂も車がやっと1台通れるくらい細いので、集団後方は入口で完全にストップさせられる。レース中継でもそんな場面を見かけたことあるであろう。
コースレイアウトはアルデンヌクラシックのコースに引けを取らないだろう。
フランスのレースの傾向として、森の中の激坂を抜けると、畑の農道で横風に吹きさらされるというのが定番なのだが、まさにそれ。前に位置取れない奴らはふるいにかけられていくのだ。


坂でポジションを上げて、横風を耐えて、を繰り返して何とかメイン集団がペースを落ち着けるまでは喰らい付く。
今日は北東の風だったので、50km地点まで横風磔の刑に処せられていた。
上の今日のコースマップで、もうひとつ注目して頂きたいのが高低図だ。
アジアツアーではよく、適当に記されたあてにならない高低図が配られたりするが、ここまであてにならないのは見たことがない。


実際はこのようなアップダウンであった。いかに適当であるか。

ちなみに第2ステージはこうであった。

実際は、


詐欺というか、策略を感じる。
親切なのかわからないが、もはや載せないでほしいレベルだ。

そんな感じで、耐えるレースとなった前半。先頭では打ち合い、もしくは横風アタックになっていた。
勝負脚も使いながらメイン集団でクリアしていくが、70km地点で5人に逃げられる。
結果的にその5人が逃げ切った。

メイン集団は何チームかがコントロールに入るが、厳しいアップダウンによりペースが上がらない。いや上がってはいるが、差が詰まらない。

最後の周回に入る直前に、疲弊しきった集団にダメ押しの激坂2連発で集団は崩壊。
'2015仏チャンプのSteven Tronetと2人になり、前を追う。
前のグループに追いつくが、彼は更に飛んで行った。

もう、自分がどのくらいの位置にいるのか全くわからない。
結果は6'23"遅れの61位。

恐らくスタートラインの前から30番手以内に並んでいた選手だけで、今日のレースは展開されていただろうか。
とにかく引きずられるだけの展開で、レースの展開が全く見えなかった今日のレース。
最後の攻め場だっただけに、何もできなかった悔しさが残る。
前半の位置の悪さから、かなり脚を使ってしまった。

しかし、久々に「ちぎれる〜...!」と歯を食い縛る引きずられ方をしたのは気持ちが良かった。やはり、この強度はヨーロッパでないと得られない。

15.4.17

Tour du Loir et Cher 2.2 3em étape

Tour du Loir et Cher 第3ステージ  211km

今大会最長ステージ。初っ端に登りが始まる。
前半はアップダウンが続くが、後半はフラット。
最後は6kmの周回を3周。

今日はスタートライン最前列に並ぶ。正確には各賞ジャージの後ろだが。
1.5kmのパレードが終わり、登坂の途中でリアルスタート。
昨日の2時間のアタックの打ち合いと巨人選手達の登れなささから、序盤のアップダウンで攻めれば逃げに乗れるはず。リーダーチームのChain Reactionも疲弊しているので、逃げ切りの可能性もなくはない。

と、いうことで久々のスタートアタック。
2人になるがリーダーチームの選手が1人チェックに入ってきた。
そいつは無視してもう一人の選手とガンガン回していく。2人ともキツそう。
パラパラ追いついてきて、集団も追いついてくる。

を、繰り返しながら攻めていく。
しかし、5km地点での逃げが決まったタイミングを外してしまった。
リーダーチームがカーテンを閉めて、すかさずコントロールに入る。100人以上が1分以内にひしめき合っているので、リーダーもおちおち油断はしていられない。

強力なリーダーチームによって、レースはコントロールされいている。
と思っていたが、これはLoir et Cher。リーダーチームに早くも見限りをつけたチームが後手を踏まんと、追走のアタックが発生する。
お陰様で今日の200kmのレースも始終、アタックがかかり続ける旅路となった。

もし追走が出来そうならば同調して一緒に乗って行きたいところだが、リーダーチームはかなり強力なようだ。
様子を見ていて、追走グループが抜け出すことはなさそうだ。
だが、常にアンテナは立てておく。

今日も生死をかけた幾多の落車淘汰をくぐり抜け、最後の周回までたどり着く。

が、コースプロフィールから想定していたよりも遥かにタフな周回であった。
400m15%くらいの坂を駆け上がり、横風に吹きさらされ、未舗装の丘を越え、ブレーキとスプリントを繰り返しながら街中を抜ける周回。
未舗装区間は去年のパリ~ニースでも登場していた。通りで見覚えがあった訳である。

そんな周回にペースの上がりきった集団最後尾で突入してしまった。完全にミス。ペースアップで余裕が無く、メーターを見ていなかった。
バラバラと脱落していく選手をパスしながら、少しずつ位置を上げていく。
最終周回時には集団が50人程に絞られたが、自分も位置を上げるだけでかなり脚を消耗していた。
最初の激坂でペースが更に上がる。耐えるが、前で中切れ。しかし、埋めることも出来ない。
集団もバラバラで、自分が第何グループなのかもわからない。
最後は3人でゴール。

序盤に攻めれたところは良かったのだが、タイミングがワンテンポ早かったか。
最後の詰めが甘かった。コース的にはワンチャンスあったと思うので、勿体無かった。

14.4.17

Tour du Loir et Cher 2.2 2em étape

Tour du Loir et Cher 第2ステージ 184km

昨日に引き続き、皆んな前に残ること。

天気も昨日に引き続き、好天気、無風。昨日よりも無風。
コースは若干昨日よりもアップダウンがあるが、ほぼ無いようなもの。

スタートラインに向かうと、昨日と違いすでに大多数の選手が。
アタック合戦はスタートラインでの位置取りから始まっているので、これはかなり致命的だ。
しかもパレードが1.5kmと、非常に短いので前に上がるのはかなり苦戦するだろう。

集団10番手くらいでリアルスタートが切られた。
集団が横に8人並んでいれば、10番手は実質的には前に70人の選手が走っていることを意味する。
道幅いっぱいに広がられていれば、先頭に出るのはかなり脚を使う。
しかも後ろからスタートした為に、前で回る流れに乗って前に行けない。


集団が150人を越えてくると、集団内の選手の流れがこのような感じになってくる。
後方に位置してしまうとなかなか前に上がれないのだ。
しかし巨人選手達はかなり登れないらしく、ちょっとした登りで簡単に集団先頭まで前に出ることができる。

KOMが連続する中盤では先頭で攻撃に転ずるが、全てのチームが必ず逃げに選手を送り込みたいのか、乗り遅れたチームが振り出しに戻してくる。
だが基本的にはどのチームも思惑があって展開を作っていく、というよりも各1人個人が逃げていくといった感じだ。チーム人数的に仕様が無いのだが、もはやアマレースである。チーム間同士で組織立つといったこともないようだ。

延々と2時間!のアタック合戦が続き、状況と情報を得る為にチームカーを呼ぶ。
...その瞬間に逃げが決まった。

リーダーチームがコントロールを始めるが、相も変わらず激しい位置取りが続く。
お互いに位置を競り合える許容範囲を理解はしているが、恐らく日本チームをなめている、もしくは敵として見ていない巨人達は、余裕でそのラインを越えてくる。張り合えば落車するのが目に見えているので、下げてしまう。
最後の周回に入り雨乞を良い位置に送りたいが、中々合流できない。

度重なる落車を躱しくぐり抜けつつ、気付けば集団最後尾。
安全に集団でゴール。

序盤のアタックの打ち合いに反応できる位置にいれなかったのは、かなりやらかしてしまった。
逃げが決まった時も、集団から「いい加減にしてくれ」的雰囲気が出ていたので、下がらずにもう少し粘れば良かった。
今日も最後はところてんになっていたが、チームで上がれたタイミングが必ずあるはず。しっかりと、集団の流れ、上がるタイミングと連携を取りたい。
身体の反応は上々。明日は登りが多数組み込まれているので、チャンスがあるはず。

しかし、今日も何人か救急車で病院に搬送されたらしい。
明日は我が身、の精神で気をつけよう。

13.4.17

Tour du Loir et Cher 2.2 1er étape

Tour du Loir et Cher 第1ステージ 154km

風が強く吹きつけて、荒れた展開になる事で有名なレース。
リーダージャージの着用者が毎日変わる、難しいレースだ。

ミーティングでは、とにかく皆んなが前に残ること。
1チーム6人、2クラスのヨーロッパツアーとなれば、スタートからゴールまでアタックがかかり続け、後ろに取り残されるほどにキツい展開を強いられる。
恐らく集団からは敵として見なされていないので、うまく立ち回るしかない。

当日、天候は打って変わって暖かい陽気と無風。
コースは”超”ど平坦。最後は5kmの周回を3周。
出場メンバーは、北欧系の巨人選手が多い。また、一昨年出た時よりも地元フランスアマチュアチームが多い気がする。レースが危険すぎて敬遠されているのだろうか。

7kmのパレードを経て、スタート。
集団前方で動きをよく見る。心なしか、あまりドンパチ感が無い。やはり予想していたよりも好天気で、主要なチームは集団有利と考えているのだろうか。
人数が行ったらチェックする、といった感じでスピードも上がり切らない。

そうこうしていたら30分くらいで6人が抜け出して、そのまま集団は逃げを容認。すぐにオランダのコンチがコントロールに入る。
他の有力チームも1人くらいずつコントロールに入れているので、集団スプリント、もしくは終盤の掛け合いにしたいのだろう。と、いうのが見てとれた。
一時は3分半くらいまで広がった差も、着実に詰まっていく。

ちょくちょく横風が吹いてきて集団が一列に伸びるが、分断される程強くはない。
しかし、脚を少しでも溜める為に前に位置取る。集団の前半分で回っている流れに乗るがチームでまとまれず、被されては前に出るを繰り返す。

そして、これはTour du Loir et Cher。
集団がコントロールされて先頭のペースが安定しているというのに、先頭トレイン以下では、まるでゴール前スプリントかのような位置取りが繰り広げられている。
常に強く気を張らせていないとすぐに落車するので、とても気疲れしてくる。

2回ほど落車で足止めを喰らい、集団後方へ。
しかし50km手前からすでにところてん状態になっていて、前に上がるのが絶望的になる。
逃げに乗っているチームカーが集団の横から上がろうとするが、道が開けずにずっと集団の中に埋もれている。ハッキリ言って異常事態だ。
チームカーやモトが上がるのを利用して、後ろから選手が一気に集団先頭まで上がってくるので、普通なら避けるところを譲らないのだ。

よってあまり終盤の展開をよく見れていないのだが、先頭6人は逃げ切り。
後ろは集団1つでゴール。

落車でケガもせず集団でゴールできたので、とりあえず安心。
想定していた風もなく、カオスな展開にならなかったので比較的単調な展開になった。

だが、最初の逃げに乗れなかったのは残念であった所。よく知らないチームが多く、よく見ても反応できなかった。
スプリントに備えるならばかなり早めに位置取りを開始しないと、前の流れに乗れないだろう。
調子はよく感じたが、今日は1回もレースの先頭に出なかった。

明日はもっと攻める気持ちで、何か良い形か流れを作りたい。

9.4.17

刺激

ロード選手が避けては通れぬ長距離移動ではあるが、こればかりは如何ともし難い。

12時間くらいの飛行機移動であれば慣れてきたが、それよりも長い移動になると身体的精神的疲労が加速度的に蓄積してくる。
遠征に限らず移動にかける時間とお金は、少なければ少ない方が良いのだ。

長時間に渡って座席に着いていると、身体の水分や老廃物、病原体等を運ぶリンパ系がうまく機能せずにむくみ、筋肉は凝り固まり、パフォーマンスに悪影響を与える。またむくみが酷い状態だと、疲労感や虚脱感などの症状が出ることもある。

リンパ管は血管よりも細く、血管に比べて1/15くらいの速さでしか自発的に収縮(身体を動かさない状態で)せず、更に飛行機で高高度にいる場合は気圧によりリンパ管が引っ張られリンパの流れが悪くなり、体内の水分や老廃物が回収されずに組織間に滞ってしまうので、むくまない訳がないのだ。


浮腫み対策にはもちろん、コンプレッションウェアが有効だ。
YONEX STB-AC03は動作のサポートもしてくれる。

リンパ管が動かずに流れがないと免疫力も低下するので、飛行機内の乾燥と不特定多数の乗客に囲まれて何時間も動かないでいる状態は、風邪をひくリスクも増加する。
移動の疲労を少しでも減らす為にも、ストレッチやマッサージをしたい。リンパは右上半身と、左上半身から下半身に流れる流れがあり、それを意識してマッサージする。
筋肉に達するまで力を加えずとも、皮膚の表面を軽くさするくらいでリンパ系の働きは復活する。

また、長時間座席に着いている際には姿勢にも気をつけたい。
特に腰。骨盤から腰にかけての背骨のカーブを保持する事。腰が潰れると全身に悪影響が及ぶ。腰が潰れたまま座っていると、特に自分は臀部からハムストリング、腸腰筋から腰部にかけての範囲が骨になったように固まってしまう。
それらを避けるためにできる事は、ブランケットを丸めてシートと腰の間に挟み腰の湾曲を保持して、枕を腿の下に敷いて臀部に圧が集中しないようにする。
そしてシートは倒さない。つい倒してしまいたくなるが、(エコノミー席の場合は)中途半端な倒れ具合なので、腰に負担のかかる角度になる。

そしてよく水分を摂り、高塩分、高脂肪、高カロリーな物は避ける。
自分がよくやるのは、ひたすらシュガーレスガムを噛み続けて、空腹と口の寂しさを紛らす。

また、あくまで個人的によくするのは、できる限り寝続ける事。
時差ぼけ調整で寝るタイミングを計る頭脳明晰な人もいるが、自分はあまり寝たい時に寝れるタイプではない。そしたらできる事も限られる機内、到着までずっと寝ていて頭の中を少しでもクリアにしておこう、という半ば諦めの精神だ。
寝付けない場合は、書籍を3冊程ローテーション(1冊に飽きたら、もう1冊...を繰り返す)させて、脳を疲労困憊・酸欠の状態にして、強制的に眠気を引き出す戦法を取っている。
あるいは、離陸から着陸まで映画を寝ずに見続ける。突き抜ければいつでも寝れる状態になり、到着地で寝るべき時間まで我慢すれば、時差ぼけも一発で乗り切る事ができる。
もちろん、以上の事はお勧めはしていない。


移動後はトレーニングを行っていないがダメージは受けているので、移動後の調整は非常に大切だ。
各人によって調整方法があるであろうが、個人的には段階的にギアをかけていき、全身の筋肉を積極的に動かしていきたい。
始めは筋肉が動かないので何だか疲れている様なキツい感覚に捉われるのだが、強度を上げて踏み続けることで刺激が入り、凝り固まった身体が本来の動きと筋肉の弾力を取り戻して、ふとした瞬間に脚が突然回り出すのだ。この瞬間の気持ち良さは病みつきなる。
ただし経験上、数十分で身体が戻る事もあれば数日かかる事もあり、時間がかかる時はちょっとイヤになってしまう。

練習後には入念なストレッチを。
身体の力が入るラインを意識しながら、全身のストレッチ・マッサージを行う。
つい、気になるところに意識が集中しがちだが、身体はすべて繋がっている。全身の筋肉の張りを均一にするイメージで。


欧州に渡り始めの頃は、軽いギアを脚に負荷のかからない強度で回して”回復”に努めていたのだが、いつまでたっても身体が重く感じて回復しない。すぐにレースを迎えるのだが十分な調整が行えず、良いパフォーマンスを発揮できない事が多々あった。今思えば、実はそれは身体が必要としているリカバリーではなかったのである。
長時間移動の疲労は高強度での筋破壊による疲労ではないので、”回復・修復”をさせる必要がない。多少はあるが。どちらかというと、”なまった”状態に近いのだろうか。
しばらくの低強度のベーストレーニングから高強度のトレーニングに移行した際に感じる、脚の重さ、ダルさ、疲労感にも同じ事が言える。と、思う。

また、身体の体液の巡りを良くする事も必要だ。湯船につかったり、脚を上げて寝る事も有効だ。

むりくり重いギアを回す必要は無いので、日頃から自分の身体にどの様な刺激が必要か、自分の身体の状態を良く知るためにもいろいろ探って頂きたい。

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