Tour de Filipinas 1st stage

Tour de Filipinas 1st stage

今年は毎ステージ8時スタートなので、5時半に朝食をとる。
朝から雨が降り路面がスリッピーな状況になっている。

前夜のミーティングにて、各自の調子とどう動くかを確認。
人数の揃った逃げには必ずチームから乗せること。上手く展開に乗っていく感じで、脚もまだできていないから自分らから脚を使って展開は作っていかない。チームあたりの人数も少ないので、どのような展開にも対応できる動きをしていく。
アジアツアーのレース、とりわけステージレースの第1ステージはカオスになるのが通常。後ろに取り残されれば底なしの泥沼の無意味なアタック合戦へと引き込まれていく。

スタート直後から登りが始まるが、久々のレースでシーズン初戦だからか、めちゃくちゃキツイ。
見逃せる逃げ、チェックすべき動きを見ていきながら動く。
ワールドツアー上がりの選手と同調すると、やはりかなり脚を削られる。が、乗りかけた船には、いきなり激坂が現れようとも責任を持って付き合わなければいけないのがツライところ。

全員が同じようなことを考えてる感じだし、脚も大体の選手が仕上がってないのでアタックがかかっても、すぐに止まってしまう。変な所で脚をいきなり止めたり、レースは前で起こっているのに、後ろの取り合いで取り残されたり...経験者は言わずともわかるであろう、アジアマジックである。

トマ、ジャイは抜け出していてサポートする為に何とか追いつきたいところだが、なかなか抜け出せない。
ドンパチやって、なんとか中島さんと第3グループ?を形成。だが中切れで取り残されて、第4グループに。

レース情報が全く伝わってこず、誰が前で誰が後ろにいて、タイム差がどのくらいあるのかがさっぱり分からず、いまいち動きづらい。宙ぶらりんのまま距離を消化していく。
サポートカーも来なくて30℃の下で100km以上にわたって水分を摂れず、マジで危なかった。

後ろから40人位のグルペットに飲み込まれて、最後はバラバラでゴール。
展開に絡めず、何とも箸にも棒にもかからないレースだった。

後は明日の自分に任せよう。

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