Tour de Filipinas 4th stage

206kmの前半はアップダウンが続く丘陵地帯を通り、後半に山を1つ越えるハードなコース。
天気もうって変わって快晴になり、気温もどんどん上昇した。

作戦はもちろん総合優勝を取るべく、ジャイともう1人が逃げに乗って山岳までジャイを有利な位置で登らせて、トマは最後の山で勝負をかける。

スタートの集合になっても選手の集まりが悪い。恐らく大半の選手は動きたくないくらいかなり疲れているよう。
パレードからアクチュアルスタートが切られてもスピードが上がり切らないし、どことなく動きが悪い。
調子は恐らく今日が一番良い気がする。脚はぐるんぐるん回るしギアもかかる。

10kmくらいで自らアタックをかけてみた。
LXとダミアン先生と3人になり回していくが、さすがに集団も逃がしてくれないようだ。
と、思っていたら未舗装が始まりだした。しかもかなり激しい。

これはチャンスだと感じたので、先頭で入ってシッティングアタック。
今度はクウェートとダミアン先生の3人になり、いいペースで踏んでいった。
後ろを見るとUKYOが牽いてきて集団が伸びきっている。

登り返しで捕まり、カウンターでジャイがアタックしていった。
何とか追いつきたいが、後ろを振り切れない。するとダミアン先生がスルスルと抜け出していった。
逃げにはリーダーから37秒差の選手が1人。ジャイは2分差。
あーっ、と見ていたらアタック合戦終了。またしても最終列車を逃してしまった...

悔しすぎてしばらく思考停止に陥るが、トマのサポートにスイッチ。
ボトル運び、横風の風除けをして、最後の山岳の位置取りから登り口でトマを発射してお役ご免。
ジャイが逆転総合優勝。

チームの流れは上手くいっていたが、ジャイのガッツで2分差を返した逆転総合優勝。
最終日に全部をさらっていく、文句無しの形で終えられた。

でも結果オーライだが、逃げにはジャイともう1人乗せる作戦で自分がその位置にいたので、個人的な動きに関しては課題が残る展開だった。昨日と全く同じミスである。

2分差のギャップをひっくり返せるかもしれない、僅かなチャンスにかけてトライをするキャプテンのガッツというか最後のゴールラインまで諦めない心というか、ワット出力とか数字とかよりそういうのが大事だなぁ、と感じた最終日であった。

終わり、久々のビールで泥酔しながら。

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