AACA 第3戦

AACA 第3戦 長良川特設コース 102km 5.1km×20周回

ツールドフィリピンから少し期間が空き、月末の連戦に向けて調子を整える中でのAACAカップ。
レースは最高の練習である(トレーニングレースのつもりである意識などは毛頭無いが)と昔から言われているように、SSTなんざぬるま湯に浸かって鈍った脚へ喝を入れる、最高の機会であった。

前回の出場に比べて、非常に風が強くなっている。
そして出場人数はかなり少なくなっているが、主要選手は出ているようなので注意が必要だ。

レース前ミーティングでは、前半から自分と阿曽を軸に積極的に展開していき、2〜3人の逃げを作り、先手を打ちながらハードな展開を作る。終盤は調子の良さそうな中西の独走、もしくは雨乞のスプリントでの優勝を目指す。
自分は特に宇都宮連戦、ひいてはツールド栃木を見越して積極的にチームに有利でキツい展開を作っていくつもり。


スタートが切られ、アタックの応酬が始まる。
アタックの末、インタープロ、イナーメ、EQADS、自分の4人の逃げに。

特に後手を踏ませてチームの脚を使わせたいと思っていた、インタープロとイナーメの選手と一緒になったが、まずは逃げ切りも見越して余裕を持ったペースを刻んでいく。
3選手ともに思惑が一致していたのか、ペースを保ったままローテーションを回して距離を消化していく。
しかし、あくまで後ろがキツい展開にしたいので、更に抜け出す機会を常に窺う。

10周目、ローテーションがあまり回らなくなってきて、どうやら皆キツそうだ。
試しにジャブを打ってみるが、さすがに抜け出すまでには至らない。

10周目の周回賞の掛け合いになり、EQADSの選手が1人抜け出した形に。
インタープロ、イナーメの選手はあまり動きたくなさそう。
これは最も理想の形に持ち込めると判断して、アタック。EQADSの選手だけを連れていく形で抜け出す。

しかし彼はジュニア選手でジュニアギア(重いギアが無いのでトップスピードが出ない)を使っている為、追い風のバックストレートで千切れてしまう。
最初は待っていてなんとか2人で行きたかったが、1人の方がペースを保てると判断。そのまま単独になる。

とりあえず後ろにはチームメイトがいっぱい控えているはずなので、安心してTT開始。
悪魔の囁きに耐えながらチームメイトを信じ、自分の身体と対話しながら無理しないペースで進んでいく。


ラスト4周、集団の足音が聞こえ始めてきてギアを1枚上げたいところ。しかし風が強い横風に変わり、踏んでもスピードが上げられない。
抵抗虚しく、ラスト2周の周回賞を目前にして集団に吸収。

あとにできる事は限られるが、何があるかわからないので脚の回復に努める。
最後はスプリントしてみると意外とギアがかかったから、ゴール勝負にトライすれば良かったかもしれぬ。
最後は雨乞(アマタツ、アメちゃん、あまたちゅ兄さん...etc)が、きっちり仕事をこなし優勝。野中さん、中西が続いた。

展開の流れによる細かい修正点はあったようだが、理想の作戦通りに嵌ったレースではなかっただろうか。


また、午前中に開かれた中島通接骨院の若山敦資先生によるレーススキルアップ講座では、ストレッチングをご教授頂いた。


とても勉強になるすぐにでも取り入れたい、素晴らしい講義内容であった。


そして忘れてならないのは、6年前の今日の震災。
母の実家も被災したが、親戚一同は無事であった。

多くの犠牲者の方々へ、哀悼の表したいと思います。
そして、1日も早い復興をお祈り申し上げます。

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