Tour du Loir et Cher 2.2 1er étape

Tour du Loir et Cher 第1ステージ 154km

風が強く吹きつけて、荒れた展開になる事で有名なレース。
リーダージャージの着用者が毎日変わる、難しいレースだ。

ミーティングでは、とにかく皆んなが前に残ること。
1チーム6人、2クラスのヨーロッパツアーとなれば、スタートからゴールまでアタックがかかり続け、後ろに取り残されるほどにキツい展開を強いられる。
恐らく集団からは敵として見なされていないので、うまく立ち回るしかない。

当日、天候は打って変わって暖かい陽気と無風。
コースは”超”ど平坦。最後は5kmの周回を3周。
出場メンバーは、北欧系の巨人選手が多い。また、一昨年出た時よりも地元フランスアマチュアチームが多い気がする。レースが危険すぎて敬遠されているのだろうか。

7kmのパレードを経て、スタート。
集団前方で動きをよく見る。心なしか、あまりドンパチ感が無い。やはり予想していたよりも好天気で、主要なチームは集団有利と考えているのだろうか。
人数が行ったらチェックする、といった感じでスピードも上がり切らない。

そうこうしていたら30分くらいで6人が抜け出して、そのまま集団は逃げを容認。すぐにオランダのコンチがコントロールに入る。
他の有力チームも1人くらいずつコントロールに入れているので、集団スプリント、もしくは終盤の掛け合いにしたいのだろう。と、いうのが見てとれた。
一時は3分半くらいまで広がった差も、着実に詰まっていく。

ちょくちょく横風が吹いてきて集団が一列に伸びるが、分断される程強くはない。
しかし、脚を少しでも溜める為に前に位置取る。集団の前半分で回っている流れに乗るがチームでまとまれず、被されては前に出るを繰り返す。

そして、これはTour du Loir et Cher。
集団がコントロールされて先頭のペースが安定しているというのに、先頭トレイン以下では、まるでゴール前スプリントかのような位置取りが繰り広げられている。
常に強く気を張らせていないとすぐに落車するので、とても気疲れしてくる。

2回ほど落車で足止めを喰らい、集団後方へ。
しかし50km手前からすでにところてん状態になっていて、前に上がるのが絶望的になる。
逃げに乗っているチームカーが集団の横から上がろうとするが、道が開けずにずっと集団の中に埋もれている。ハッキリ言って異常事態だ。
チームカーやモトが上がるのを利用して、後ろから選手が一気に集団先頭まで上がってくるので、普通なら避けるところを譲らないのだ。

よってあまり終盤の展開をよく見れていないのだが、先頭6人は逃げ切り。
後ろは集団1つでゴール。

落車でケガもせず集団でゴールできたので、とりあえず安心。
想定していた風もなく、カオスな展開にならなかったので比較的単調な展開になった。

だが、最初の逃げに乗れなかったのは残念であった所。よく知らないチームが多く、よく見ても反応できなかった。
スプリントに備えるならばかなり早めに位置取りを開始しないと、前の流れに乗れないだろう。
調子はよく感じたが、今日は1回もレースの先頭に出なかった。

明日はもっと攻める気持ちで、何か良い形か流れを作りたい。

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