悩み 2

好きな色はお持ちであろうか?

基本的には「青」が好きである。けど、「銀」も好きな色だ。
しかし「銀」は「色」ではないだろうから、便宜上、青としている。
あとカーボン柄も大好物。もちろん「カーボン調」ではない、モノホンが。
もはや”柄”なので色ではないのだが、あの光の反射具合や洗練された模様は何物にも代え難い。タブレットケースにもモノホンのカーボンケースを使用している。

タイムトライアルでの必需品、ディスクホイール。

官能美さえ感じる、カーボンが織りなす究極の回転体。
スポークを廃す事で、空気抵抗の大幅な軽減、剛性化を図っている。

リム幅は20mm。
エアロダイナミクスを狙い、極限までスリム化が施されたディスク面。

ハブベアリングはもちろん、”CULT"。
新しく設計されたブレーキ面は、より強力な制動性能と軽量化を実現。

なんと、バルブカバーまでモノホンのカーボンカバーが付属している。
カーボンマニアならば、垂涎の一品であろう。

3Kカーボン(3000本のカーボン繊維で1本のカーボン糸)により、高剛性ながら重量はわずか865g。
ディスクホイールとしては、最軽量の部類になると思われる。

このホイールでもFULCRUMの”硬さ”が光る。
CULTベアリングが装備されたハブ。そして指で叩けば”カンカン”と金属音のような高音が響くディスク面は、非常に高い張力で張られている事がわかる。
重量が軽いのでジャイロ効果が発生していても、もちろん他のノーマルホイール程ではないにしろ、ごく自然なバイクの振りで進んでいける。
おかげでディスクホイールにありがちな低速域(登りや立ち上がりなど)での”もたつく”様な感じがないので、重量以上に軽く感じられる。

ダンシングでホイールがよれる感覚が少なく、踏めば力がダイレクトに伝わる感じがするので、わりかし”シャキシャキ”したような軽さを感じる。(ディスクホイール比)
だからといって巡航性や速度の伸びは犠牲になっておらず、ギアの掛かりはかなり良い。
縦剛性は言うまでもなく、横剛性に関しても非常に硬い。
シャキシャキしているのにディスクホイールの巡航性が加わる事で、全速度域での性能が高く感じられるのだと思う。

不甲斐ない結果に終わった、今年の全日本。
すでに次の全日本は始まっている。

すべき事は決まっていて、雑念を振り払って集中していく。
そこに悩みはない。

続く。

コメント

  1. 至極月並みですが頑張ってください!
    あと実は自分は乗らないのですが、繊細な使用感の道具を使う場合に於いて安易にtrial and errorで試せないような高額な物の場合、詳細なレビューはとても参考になります!

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    1. ありがとうございます!

      全くの個人的感想ですが、参考のひとつとして見ていただけたらと思います。

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